株式会社ハナガタ JA EN

Focus

2020年 1月号

スリーブ包装についてのご提案

スリーブ包装

スリーブ包装は、缶やパック等の製品を集積したり、製品を保護するのに有用な形態です。シュリンクすることで、製品に対してタイトに結束包装ができるので、汚れやホコリなど から製品を保護するだけでなく、運搬や保管・陳列などの荷崩れの防止にも役立ちます。左右にスリーブ包装窓がある為、持ち運びが容易になる使い方もあります。 また、インラインで使用されることを考慮し、直線で流れるように設計してあります。

従来型スリーブ包装 と 巻きスリーブ包装 の比較

従来型スリーブ包装

上下にシングルフィルムを置き、暖簾状になるようセッティングします。上下フィルムは、シール線の位置で溶着しています。

製品は、上下のフィルムを被るように進みます。

製品がシール位置を通過したら、 製品の後ろ側でシール&カット実施します。

製品の左右に袖がついたような形で包まれます。

フィルムで包んだ後は、シュリンクトンネル(熱風炉)を通過することで、シュリンクされます。

シュリンクされた製品は、左右にスリーブ包装窓が開いた状態で仕上がります。

巻きスリーブ包装

シングルフィルムを上に置き、下に垂らしてセッティングします。

製品はフィルムを被るように進みます。

製品が指定位置を通過すると、製品の後ろ側でフィルムがカットされます。

排出コンベアは縮む形でスライドし、製品の後方が浮いた状態になります。

浮いている製品の後方へ供給コンベアが伸びる形でスライドし、カットしたフィルムを製品の底面に差し込みます。(図:フィルム差し込み部分)

製品が進むと差し込まれたフィルムに被さるようにフィルム端が重なり、包まれた状態になります。同時にスライドしていた排出・供給コンベアが元の位置に戻ります。

フィルムで包んだ後は、シュリンクトンネル(熱風炉)を通過することで、フィルム重なり部分が熱により発生するブロッキング現象でシールされます。同時にシュリンクされます。

シュリンクされた製品は、左右にスリーブ包装窓が開いた状態で仕上がります。

また、製品裏面のフィルム重なり部分は、シュリンク後でもシールされたまま維持されます。

スリーブ包装比較

従来型スリーブと巻きスリーブの全体ラインを比較すると・・・

図の通り、巻きスリーブの全体ラインが短縮されていることがわかります。理由は、フィルムで製品を包む際の周長が小さくなるからです。周長が小さくなることにより、シュリンクする際の時間を短く、熱量を小さくできる為、選定するトンネルを小さくすることが可能となります。結果として、従来型スリーブラインよりも「省スペース」「省電力」に貢献できる 巻きスリーブもご提案できるようになりました。 巻きスリーブ包装ラインは、実機を展示しておりますので、見学等のご要望がありましたら、お気軽にお問合せください。

今後の ”ハナガタ” が目指す方向

弊社では、近年 クローズアップされている“プラスチックゴミの問題”など、様々な課題に対応する包装機の研究開発を進めております。身近なところでは、「石油由来のプラスチックの使用量を削減」 = 「バイオマスフィルムの起用」 又は 「薄手のシュリンクフィルム」 が主流になるのではと考えております。 既存機のバイオマスフィルム適正確認はもちろん、薄手のフィルムでも対応できるシール方式・包装形態の開発や誰でも容易に扱えるメンテナンスフリーの包装機械を日々追求し、皆様に「オーダーメイドの包装機械」をご提案致します。

包装はもちろん前後装置も含めて、弊社でカスタマイズ可能です!
ご質問やご相談がございましたら、弊社までお気軽にお問い合せください。

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